夫の耐えられない性質を生活の状況や視野の狭さから、おかしいと気づけず、私一人が負担に耐え続ける毎日だった。離婚への一歩を踏み出せたのは、周囲へ相談し、周囲の反応やアドバイスから私の視野が広がったことだった。
夫の耐えられない性質
・育児・家事は自分の気分次第、かつ他人事
ちょっとした待ち時間(例えば、電子レンジで温めをしている間等)は子供をあやし、時間がくると、あやすのを止める。夫の担当はごみ捨てだったが、自分の気に入らないことがあると、勝手に放棄し、玄関にまとめてあるゴミを無視、そのまま放置した。子供が発熱し、どちらかが休まなければならない状況で「休めない?と」と尋ねると「突然無理だよ」と他人事。
・片付けができない
夫の部屋はクリーニングのビニール袋や使った靴下・ワイシャツ、雑誌やノート類、ひきっぱなしの布団で足の踏み場もない。かつ埃だらけ。隣接するリビングにもゴミが出てくる。飲んだお酒のコップ・瓶・缶、食べた皿がテーブルの上に散乱している。育児で時間がないのに、リビングに浸食したゴミやテーブルの上の食べちらかした皿やゴミを片付けなければならなかった。
・育児に理想を持ち、私ができないところ(かなり細かいところ)に着目し、一番傷つくやり方で指摘する
「かわいそうに」という言葉で、限界が来ている私にさらに対応させようとした。例えば、休日ずっと育児・家事をワンオペで実施。夕方子供が泣いていて対応できずにいる時に、夫が帰宅。その瞬間の様子を見て「かわいそうに」と「子供が泣いているのに誰もあやさずにいる状況」に対して私を非難するように言う。ずっと育児・家事を押し付けておき、今まで子供が泣き叫んでも自分の部屋から出てこなかったのに、たまたま自分が帰宅した瞬間の場面を見て、その一言。かわいそうなら自分で対応すれば良いのに、結局何もしない。言われたことで、対応できない自分を責めてしまう。
・同様に家事や育児を頼むと、私の気に入らない小さな言動に着目し、一番傷つく方法で指摘する
ずっと前から予定があり、当日まで何度も依頼し、実際に子供の育児を休日の数時間依頼した。外出中LINEに「子供の目が死ぬ ハイジャック母 べきねば母の生態」の記事が送られてきた。内容は、母親の育児が原因で子供に悪影響を及ぼすという私を非難するものだった。また、別の日、自分の食べたものを放置し、部屋に行きそうだったため「片付けて」と言うと、「うるさいな」「あ、家の中にバカがいる。○○ちゃん(子供の名前)はバカに育てられてかわいそうに」と言われた。衝突を避けるためには、私がすべて実施することが楽だと思ってしまい、それが更なるワンオペへとつながった。
・私の負担は理解しない
共に会社員で共働きの中、夫婦で家事・育児を分担し協力する必要があると思うが、上記のように夫は夫婦間で決めた約束事をその時の気分によって守らないことが多く、私のワンオペ状態が続いた。それに加え、夫が汚したゴミや皿洗い等の掃除を私が負担した。夫に何か依頼をし、それが気に入らないと傷つけられる言葉やLINEが来るため私は精神的にも肉体的にもかなり追い詰められていた。一方、夫は会社の昼休みにジムへ行き運動をし、休みの日には好きなだけ寝て、夕方からは酒を飲み、好きな時にクリーニングやヘアサロンへ行っていた。
・精神的におかしい
夫は「私が夫の両親をキチガイと言い、精神病院へ送れと言った」と突然主張し始めた。もちろん私は言っていない。しかし、夫は私が言ったと主張し続け、それを理由に私にわざと意地悪をし、ワンオペへ持ち込ませたと別居前に言われた。また、私が夫の弁当を作り、用意するもわざと持って行かない日が続いたため、理由を聞くと「私の料理は私が毒を入れているから食べたくない」と言われた。
状況
・夫婦ともに正社員だが、夫はフルタイム、私は時短(夫の給与は私の3倍程度)。
・家賃・光熱費は夫の口座から引き落とし。生活費のメインは夫の給与から。私の給与は預金へ回していた(時短だったため、十分な給与はもらえず)。
心理状況
・一人で子供を育てていけるのか。経済面が一番の不安だった。
・離婚することで周囲からどう見られるのか。かわいそうと思われてしまうのではないか。子供に悪い影響があるのではないかと、周りの目を気にしてしまう。
・夫が私の至らないところを指摘してくるのは、私の要領が悪いからかもしれない。もっと上手い頼み方をすれば、夫は育児や家事に協力的になってくれるかもしれないと自分を責めがちだった。
・一方で、仕事・家事・育児がワンオペで、私は平日休日問わず、疲れ切っている。このままだと限界が来ると感じていた。
※不思議と、自分の状況が周囲から見て、おかしい状況とは思えなかったが、区の初ママ講習で知り合ったママ友とお話していると、自分が置かれている状況はおかしく、夫の言動はかなりおかしいと気づく。