別居同月に夫婦関係調整(離婚)調停を家庭裁判所に申し立てをした。総計9回の期日(話し合いの場)がもたれ、その間、婚姻費用分担調停と子の監護者指定調停の申し立てもした。また、同時に子供との面談を月1回程度実施した。
概要
調停員は2名、男女1名ずつ。期日中はすべて同じ調停員に対応いただく。私は弁護士の方と一緒に臨むも、夫は弁護士へ依頼せず、一人で対応する。話し合った内容は主に以下。
・離婚に至った理由
・面談の状況
・親権(調査官調査含む)
・婚姻費用
・離婚訴訟
・保育園料(夫の年収で決まるため、最も高い保育料を払わなければならなかった)
・児童手当(住基上の住所を旧居のままにしなければならず、児童手当の受取人は年収が高い夫となり、私は受け取りできなかった)
・子供の健康保険証(夫の扶養として子供が入っていたため、子供の保険証は夫の健康保険組合のものだった。子供の通院履歴を夫が見れる状態だった)
夫に異常な点があり、2人きりの話し合いの際に苦労したが、調停員の二人と話し、二人の反応から自分が感じていた違和感や苦痛を共有できたと感じ、通常の感覚を取り戻していった。一方、夫と調停員とはまったく話がかみ合わず、調停の場で離婚をまとめるのは困難だと覚悟していった。
ネックとなった点
「離婚」「親権や監護権」「婚姻費用」の3点がネックとなり、それぞれに申し立てをした。
離婚:
「離婚は考えられない、元の生活に戻りたい」が夫の要望。私が離婚したいと思った具体的なエピソードを日記に沿って調停員へ説明した。
親権や監護権:
「子供をすぐ自分の元へ戻してほしい」が夫の要望。同居している際、ほぼ私が育児をしていたので、夫に監護の実績はなく、親族の援助も期待できない状況だった。また、面談を求めてくるものの、面談の申し立てをする等自分では何もせず、私の担当弁護士に面談したいときに連絡し、私と担当弁護士が日時や場所の調整をした。面談している時も横で子供をじっと見ているだけ。子供は面談を嫌がっている状況だった。
婚姻費用:
「離婚をみとめていないから支払する義務はない」と難色を示す。早い段階から婚姻費用分担の申し立てを調停員からすすめられる。
苦労した点
「お金」「離婚に向けた進捗」「代理人(弁護士)が外れた後の夫とのやり取り」「月1回の面談」の4点に主に苦労した。
お金:
私の年収が育休明け直後で決して高くなく、婚姻費用の支払いもされていなかった。一方、夫の年収で決められる保育料、児童手当の仕組み(最も高い保育料を支払するが、児童手当が私に支払されない)から、貯金を切り崩しての生活だった。
離婚に向けた進捗:
調停の場でも夫とは話がかみ合わず、離婚に向けて中々進捗せず、見通しがまったく立たずに不安だった。
代理人(弁護士)が外れた後の夫とのやり取り:
調停の場が終了すると代理人(弁護士)が外れるため、その後、夫から直接連絡がくる状況が想定され、こわかった。
月1回の面談:
月1回程度の面談で会いたくない夫と会って会話しなければならない状況が心身共にストレスとなった。